どーも! コーヒー好きの「こまと」です。
今回のテーマは、「コーヒー豆は、なぜ?ハゼるのか」です。
こんな人にオススメ!
・コーヒーをいつも楽しんでいる人
・コーヒー豆の焙煎に興味がある人
この記事を読めば、こんなことが分かります。
- コーヒー豆がハゼるワケ
- 1ハゼと2ハゼの違い
- ハゼがコーヒーの味にどう影響するのか
1 ハゼはどうして起こるの?
コーヒー豆を焙煎してしばらくすると、「パチパチ」という音が聞こえてきます。これが1回目のハゼです。
どうして1ハゼは起こるのでしょう?
それは豆の内部で変化が起きているからです。
その1 豆内の水分が蒸発する
生豆には水分が含まれているのですが、その水分が焙煎の熱によって、水蒸気になり豆内部の圧力が高くなります。
その2 豆が膨張する
その1の水蒸気の圧力によって、豆はまるでポップコーンのように膨張しようとします。
その3 細胞壁が破れる
そして膨張に耐えきれなくなった豆の細胞壁は破裂して、「パチパチ」という破裂音を鳴らします。
この破裂音が1回目のハゼとして聞こえてくるのです。
じゃあ?2ハゼはどうして起こるの?
1ハゼが終わって、またしばらくすると再び「パチパチ」と聞こえてきます。これが2回目のハゼです。
2ハゼが起こる理由は、1ハゼとはちょっと違います。
その1 成分が変化する
焙煎を進めていくと、豆の中の成分が化学反応を起こして変化します。
その2 ガスが発生する
そして、この化学変化によって、二酸化炭素などのガスが発生します。
その3 豆が再び膨張する
その二酸化炭素などのガスが、豆の中に溜まって再び圧力が上昇します。
その4 再び細胞壁が破れる
1ハゼで破れた細胞壁が、またガスの圧力に耐えきれずに破裂し、2回目のハゼとなるのです。
2 ハゼると、味にどんな影響があるの?
○1ハゼの影響
1ハゼまでは、豆全体に熱が行き届いてないため、苦味は少なく、豆本来の酸味や香りが引き出されます。
よって、酸味が好きな人は、1ハゼで焙煎を止め「浅煎り」として飲むこともあります。
○2ハゼの影響
2ハゼに入ると、熱が行き渡るため苦味やコクが強くなります。
よって、「深煎り」のコーヒーは、2ハゼをしっかり起こして焙煎します。
なぜ?ハゼが味に影響を与えるのでしょう
酸味や苦味の他にどんな影響があるのでしょう?
その1 成分の変化
主に2ハゼに関係がありますが、ハゼによって、豆の中の成分が変化して様々な風味を生み出す。
その2 油分の変化
こちらも主に2ハゼな関係するのですが、「深煎り」したときに豆の表面に油が浮いてくる、その油分が変化してコクや豆の表面に影響を与えます。
まとめ
コーヒー豆がハゼる理由は、豆の内部で起こる様々な変化が関係しています。
1ハゼと2ハゼでは、豆内外での変化や味に違いが現れます。
1ハゼは、豆が膨張し、細胞壁が破れ、酸味や香りが引き出される。
2ハゼは、ガスが発生し、細胞壁が破れ、苦味やコクが強くなる。
おわりに
今回は、コーヒー豆がなぜハゼるのか?味への影響は?について紹介しました。
ハゼの秘密を知ると、焙煎する時、コーヒーを淹れる時や焙煎豆を選ぶ時、色々考える楽しみが増えますね。
ぜひ、今回の記事を思い出しながら、自宅での焙煎やコーヒータイムを楽しんでください。
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